ならすきアイデアソン2016開催報告(速報)

  • 日時: 2016年5月28日(土)13:00 – 17:30
  • 会場: 奈良市生涯学習センター 3階学習室4
  • 主催/事務局: Code for Nara

2016160528-1年5月28日(土)に、奈良市生涯学習センターで「ならすきアイデアソン2016」を開催いたしました。

今年3月5日の「IODD2016 奈良の課題をオープンデータに」などのイベントに引き続き、奈良の地域課題を解決を目指すアイディアソンです。今回は、募集期間が短かかったにも関わらず、現役エンジニアからITとはあまり縁のない方まで、いろいろな立場の15名の方に参加いただきました。

イントロダクションの部では、最初にCode for Nara代表の石塚よりCode For Naraの活動を紹介させて頂きました。続いて玉泉さんより「柿喰う秋のハッカソン ~わたしとITのカンケイを添えて~」というタイトルで、参加者の立場から見たハッカソンをご紹介頂きました。

アイデアソンの部では、最初に石塚より基本的なルールを説明させて頂きました。

  • アイディアは共有である
  • 他人の意見を否定しない

など、Code For Naraに限らず、どのアイデアソンでも基本となるルールです。

続いてウォーミングアップを行いました。プロジェクタで写した写真を見て自由に発想し、感じたこと思ったことを参加者の皆さんに話して頂きました。

奈良の風景1 奈良の風景3 奈良の風景2

新しい物語をつくる参加者の方もいらっしゃり、和みながら楽しく頭の体操ができたと思います。

さて、ここからが本番です。これまでに開催したイベントで明らかになった課題の一覧表や、そこから抜粋した「アイディアの種」を参考にしながら、参加者皆さんそれぞれのアイデアを考えて頂きました。
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参加者の皆さんにはお配りしたA3用紙1枚に4行×4列で折り目を入れて頂き、一番上の行の4つのマスに、自分の「思い付き」を書いて頂きました。その紙を他の方にお渡しし、次の行に、上の行のマスの内容に関係する自由な思いつきを書いて頂きました。この作業を繰り返すことで、自分の思いつきを他の3名の方が膨らませた「アイデアの素」ができあがりました。

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次にアイデアスケッチです。アイデアの素を参考にしながら、アイデアスケッチとしてA4用紙にまとめていきます。一人一アイデアにはこだわらず、思いつけばいくつでも用紙を増やして頂けます。

 

IMG_0621 全員が書き終わったようなので、全員のアイデアアスケッチ用紙をテーブルに並べて、全員で投票を行います。自分が気に入ったアイデアの用紙に「☆」をつけて行きました。

 

投票の結果、上位4アイデアが決定し、それぞれのアイデアを提案して下さった方に、簡単に説明していただきました。

  • 「お寺でお昼寝タイム」idea
  • 「奈良でパワーを感じるツアー」
  • 「私の鹿ちゃん」
  • 「ゆっくりできるお寺・神社」

 

お寺のアイディア2つは似ていたので1アイデアにまとめて頂き、それぞれのアイデアに対して3グループに分かれて、1時間半ほどアイデアの話し合いを行いました。

グループでの話し合いを経て、最終発表は下のような内容になりました。

  • 「マイパワースポット」

滞在時間のほか、自分の脈拍や血圧を参考にして、精神的に落ち着けるパワースポットを自動的に探し出す仕組みをつくる。見つけたパワースポットは、いくつかの場所を巡るコースを作成・提案したり、共有する。鎮守の森を探すなど、パワースポット候補を巡るマッピングのようなイベントも行い、パワースポット情報を集める。

  • 「私の鹿ちゃん」

奈良に来た観光客に、鹿の赤ちゃんへのミルクあげなどの体験で特定の鹿と親近感を持ってもらい、お気に入りの鹿に名前を付け登録してもらう。その鹿を追跡して、撮影した写真を鹿ファンに送ったり、角切りで切られた角から作ったお守り等を送るなど、お気に入りのMy鹿のその後を伝えて、奈良にもう一度来てもらう。

  • 「我が家のお寺」

「お寺は楽しく過ごすところ」というコンセプトで、昼寝ができたり、ゆったり涼むなど自由にくつろげるスペースとしてお寺を活用する。読経を聞いたり写経などの宗教的活動のほか、花見などの時候のイベントなど、お寺を総合エンターテイメントスペースとして活用する。

 

最後に相互投票で、「我が家のお寺」が一番人気となりました。たまたま人気があっただけで、りアイディアの良しあしではありませんので念のため。

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アイディアソン終了後、近くのお店で懇親会の場を設け多くの方に参加いただき、屈託のない意見交換ができたと思います。奈良におけるオープンデータやシビックテックの発展につながればと思っております。

ご参加およびご協力いただいたすべての皆様に対して、ここに感謝申し上げます。経費につきましても、有志の寄付により賄うことができ来たことをご報告します。

今回のイベントで終わりではなく、将来につながる活動を目指し、引き続き本サイトまたは、Doorkeeper(https://code4nara.doorkeeper.jp/ )などでご案内いたします。